(続き)しかし、ママス&パパスはとにかくどこまでも明るく元気になる、解放感があるという感じで、聞いていても疲れないところが心を引き付けたのだと思います。この時代はいろんなヒット曲やグループが出ました。ママス&パパスと同じ時代を生きたのがサイモンとガーファンクルやボブ・ディランなどです。彼らの曲は次に置いておくとして、この頃はママス&パパスを聴いている一方でブラスバンドで楽器をやっていました。ジャンルは異なるのに全く違和感がなかったというか、吹奏楽とフォークロックが一緒に自分の中に住んでいた、そんな感じです。その頃の日本ではフォークから反戦フォークへと変わっていきます。この頃アメリカのケネディ大統領が暗殺され、アジアではベトナム戦争が音楽界にも大きく影を落としていました。日本でも反戦フォークが盛んでしたが、私は反戦フォークよりもフォークロックが好きだったように思います。書いていて今思い出したのですが、“夢のカリフォルニア”の中間部にフルートのソロ部分があるのもすごく新鮮でした。ママス&パパスのURL:https://www.youtube.com/watch?v=IA2eK1pcvM8